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マイノリティな旅ブログ

平成生まれが知らない、面白い日本を発見します。

【萩】築100年。元遊廓の宿、芳和荘。もう普通のホテルなんて考えられない!?

 

世界遺産登録や大河ドラマ「花燃ゆ」の影響で最近訪れた人も多いであろう山口県萩市

戦災や大規模な開発を免れ、昔からの都市の景色を残す街。

萩への旅の下調べをしていたところ、とんでもない宿を見つけてしまった。

 

 

大正時代から現役の木造建築

 

その宿がある浜崎という場所は、東萩駅から阿武川を渡った萩市街の東側のエリア。

この地域は江戸時代から港町として栄え、国の重要伝統的建造物群保存地区に登録されている。

 

つまり、雰囲気が抜群!

 

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無粋なマンションや高い建物は一切なし!

 

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この水路沿いを歩いていくと現れるのが…

 

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「芳和荘」。渋すぎる…

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 大正時代から現役の木造建築。

最近の“なんちゃって和風建築”とは一線を画した100%純和風の佇まい。

 

個人的には入口のアーチを支えている石柱がツボなのですが、友人には「意味わからん」と言われましたよ。

 

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近づくとまずその大きさに圧倒される。

 

元遊廓なのでかつては周りにもこういった建物が並んでいたのでしょうが、残念ながら周りは普通の住宅しか残っていない。

隣は景観をぶち壊すパチンコ屋の駐車場。 

 

外観だけ見て終わり。ではもったいなさすぎる内部

アーチをくぐると、そこからは完全に現代から隔離された空間。

 

一番の見どころは回廊と中庭でしょう。

吹き抜けの中庭を囲むようにして、回廊に客室が並んでいる。

 

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興奮して写真がぶれる。 

 

だんだん今が本当に2015年なのかどうかわからなくなってきた…。

 

見どころはこれだけではないんですよ。

玄関に入ってすぐに階段があるのですが、その裏は

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「下駄箱」になっている。すごい、なんかかっこいい。

下駄が入っている下駄箱を初めて見た…。

 

夏は浴衣の貸出も行っているらしく、一緒に下駄も貸してもらえるみたい。

昔はお客さんの履物を管理する「下足番」という人がいたとのこと。

今も高級旅館には居るんですかね。

 

回廊の手すりの部分には文字彫ってある。

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どういう意味かはご主人に聞いてみてください

客室には呼び鈴のようなスイッチがついていたりして、興味が尽きない。

昔の建物には現在の大量生産された建材で建てられた細工や意匠が随所に見られますね。

 

日本から姿を消しつつある遊廓建築

 

“遊廓”という既に役目を終えた文化。

おおっぴらに遊廓が語られることもほとんどないでしょうし、かつてこういった場所が日本全国にあったということを知る良い機械かもしれない。

 

人知れず取り壊されてゆく遊廓建築が多い中で旅館として泊まることが出来る芳和荘はとても貴重。

yuukakubu.com

 

料金は素泊まりで一人4500円、朝食付きで5700円。

古い宿ですので、もちろん多少の不便はあります。

トイレは共同のジャパニーズオールドスタイルなぼっとん便所。壁は薄くてすきま風もありそうです。

 

しかし古いといっても掃除は行き届いており不潔な印象は全くせず、愛想の良いご主人が気持ちよく迎えてくれて好印象だった。

 

同行した友人は古い宿に抵抗があったみたいですが「泊まってみたら意外と平気だった」と言っていた。

 

この空間に一晩滞在できる、というだけでも十分価値はありますので萩への旅へ計画している人は是非泊まってもらいたいですね。

 

末永く残っていてくれることを祈るしかない。

 

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