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マイノリティな旅ブログ

平成生まれが知らない、面白い日本を発見します。

【広島】因島の紅梅湯が渋すぎてレトロどころの騒ぎじゃなかった

こんな空間が実在するのが未だに信じられない…奇跡だ…

尾道駅からバスで1時間。

尾道市街からしまなみ海道を渡り約50分、因島の土生港まではるばるやってきました。

我ながら何やってるんでしょうね?普通高い交通費出してこんなとこまで来ないですよね。(観光する場所は特にない)

最近感覚がおかしくなってきている…

レトロを超越した空間

 全く人気のない商店街。

ゆる~いご当地ソングみたいなのがスピーカーから流れている。

こじんまりとした商店街を歩いていくと、この異空間は現れます。

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紅梅湯です。

商店街の中にある銭湯、っていうロケーションが良い!

明治時代の建物とのこと。 そんな貴重な銭湯が現役だなんて、素晴らしい…

 

入口横の安っぽい壁で塞がれた部分は昔店舗として使われていたそうです。

何を売っていたのだろうか、賑やかな時代に来てみたかった。

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小さな破風がいい味出してる

 

それにしても静かすぎる…本当に営業しているのか?と戸惑ったが、暖簾が出ているということは営業中なのでしょう。信じられませんが

覚悟を決めて中へ入るとあまりの異空間っぷりに笑いが止まらなかった。

レトロを超越した空間

番台にはお婆ちゃんが座り、静かに新聞を読んでいる。かなり高齢に見える。

このお婆ちゃん、お金を払う時以外は微動だにしない。

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すべてが古い。

「古そうに」作られたものとは違う、この圧倒的な寂れっぷり。レトロという言葉はふさわしくない。

その辺の“レトロ好き女子”なんかは縁のない場所だろう。

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このタオルがかかっている木の棒は何なのだ??

傘かけ…なのか?

気になって夜も眠れないので学者さん教えてください。

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過去の遺物すぎる脱衣箱

当然のごとく脱衣箱もスゴイ。

 「いろはに~」と文字が書かれていると思いきや、何故か途中から漢数字になっている。

長い紅梅湯の歴史の中で、脱衣箱にも色んなドラマがあったのだろうか…

とにかくめちゃくちゃ古い。

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パッと見、脱衣箱に鍵がついていないんですよね…

その代わりに丸い穴が開いている。

どうやら金属の棒をこの穴に突っ込んで、扉の裏側についてる木製の鍵にうまいこと引っ掛けて鍵をかける…らしい。

何を言ってんのか分からないと思いますけど、自分でもよく分かりません。

 

今は使われていないみたいなので鍵を閉めることは不可能ですが、この空間では鍵の必要性は0なので問題ないですね。そもそもお客さんがいない。

 

このタイプの鍵穴がついた脱衣箱は愛知県岡崎市の「龍城温泉」にも現存しているので、現物を見たくなっちゃった変態様はそちらもどうぞ。

 

入るのに少し勇気がいる浴室

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脱衣所からだと浴室がとても暗く見えるので電気がついてないのかと思った。

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  蛍光灯が男女それぞれ一個しかついていない上に、窓がないため薄暗い。

天井のペンキがべろべろに剥がれてて怖い。ホラーかよ

 

お風呂自体は至って普通。気持ち良い。ただ一人だとちょっと怖かった… 

かつては漁師や造船所で働く人達で賑わっていたのだろう。

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脱衣所の傘かけ?や脱衣箱でお腹一杯なのに、さらにここで追い打ちをかけてくる。

カランが金属レバーなのだ。「ゆ」「水」と彫ってある。こんなの初めて見た…

残念ながら既に使われていなかったが、こんなのが残ってる銭湯なんて全国にもそんなにないのではないでしょうか。

 

そして下に写っている洗面器は、ベコベコに凹んでいるがアルマイト製…?泣ける…

昭和世代には懐かしいモノなのかもしれないが、平成生まれの私にとっては「そもそもアルマイト」って何?のレベルですからね。

 

生ける博物館。

 学者さんにじっくり解説してもらいたい。

今すぐ行きましょう

シャッター商店街、高齢のお婆ちゃん、古すぎる建物。

どう考えても10年後まで残っているとは思えませんでした…

 

紅梅湯のすぐ近く(徒歩3分くらい)にもう一軒、寿湯という銭湯もあって、そこそこ賑わっていました。地元の人はそっちに行く人が多いようです。

寿湯の方はお喋りなお婆ちゃんが経営していて楽しい。

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寿湯

 

2軒はしごしてうっかり夜遅くなってしまうと、尾道まで帰れなくなるので気を付けましょう。

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夜の紅梅湯

 

紅梅湯

尾道市因島土生町2122-1

定休日 火・木・日

営業時間 15時~21時

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